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脳血管障害 −脳血流の自動調節−

脳血流自動調節とは、脳が常に適切な量の血液を受け取るようにする体の自然なシステムです

蛇口と水圧の例え

想像してみてください

脳は大切な庭園で、常に適量の水(血液)が必要です

水道管(血管)には蛇口(血管の筋肉)がついています

水圧(血圧)は日中さまざまな理由で変動します

    体には、水圧(血圧)が変化しても庭(脳)に行く水の量(血流)を一定に保つための優れた自動システムがあります

    水圧が高くなると、蛇口を少し閉めます(血管が収縮)

    水圧が低くなると、蛇口を開けます(血管が拡張)

      なぜこれが重要なのか?

      脳はとても特別な臓器です

      体重の約2%しかありませんが、体の酸素消費量の約20%を使います

      とても敏感で、数分間血液供給が不足すると損傷し始めます

      逆に、血液が多すぎると腫れ(浮腫)を起こす可能性があります

        自動調節の範囲

        このシステムには動作範囲があります

        健康な大人では、平均血圧が約60〜160mmHgの間で正常に機能します

        この範囲内では、血圧が変わっても脳への血流はほぼ一定です

        この範囲を超えると、システムは対応できなくなります

          システムが故障するとどうなるか?

          血圧が低すぎると(範囲の下限未満):脳への血液供給が足りなくなり、めまい、意識消失、最終的には脳へのダメージを引き起こす可能性があります

          血圧が高すぎると(範囲の上限超過):脳に血液が押し込まれ、頭痛や脳の腫れなどの問題を引き起こす可能性があります

            現実世界での影響

            脳卒中、頭部外傷、外科手術などでこのシステムが損なわれることがあります

            医師は患者さんの状態に応じて、このシステムを助けるために血圧を注意深く管理します

              この自動調節システムは、意識せずに常に働いて脳を守っています

              私たちが座ったり立ったり、運動したり休んだりと日々の活動をしても、このシステムのおかげで脳は必要な血液をしっかりと受け取り続けることができます

              参考文献:William M. Armstead, Cerebral Blood Flow Autoregulation and Dysautoregulation. 2016

              NEUROスタジオ東京